【スコーンドルフィン 5本の柱/vol.4】
不定期日曜配信の「スコーンドルフィン5本の柱」、第4回目です。
ちなみに、オーナー根本好美が定めた取り組み「5本の柱」は以下になります。
①食の安全
②喜んでくれる美味しいお菓子の提供
③地産地消
④ごみを減らす
⑤女性のケアと社会進出へのお手伝い
今回も、「①食の安全」(小麦粉、バター、砂糖、塩)の続編です。
この項目は長くなりすぎていますが、もう少しお付き合いください。
素材こそ、「スコーンドルフィン」を底支えする、重要な要素ですので。
さて、本日は「ベーキングパウダー」について。
いまさら、なのですが、ベーキングパウダーの役割はなんだと思いますか?
そうです、いわゆる「ふくらし粉」の役目。生地を加熱したときに膨らませる「膨張剤」として作用します。多くのスイーツに使われていますね。
そのベーキングパウダーには、一般的にミョウバン(アルミニウム)が含まれています。アルミニウム(化合物)は食品添加物の一種で、ベーキングパウダー以外にも漬物の色止め剤、魚介類用の形状安定剤、煮物の品質安定剤、食品着色料などに幅広く使われています。
ところがだいぶ前から、アルミフリーとわざわざ明記したベーキングパウダーが出てきました。アルミニウムの有無にかかわらず、この2種のベーキングパウダーの作用は同じ。つまり、膨張剤です。
では、なぜ、アルミフリーのベーキングパウダーが発売されるようになったのでしょうか?
その理由のひとつは、アルミニウムはアルツハイマー型認知症の原因ではないかというもの。この仮説が出てきた時期から、アルミフリーのものが市場にみられるようになりました。が、現在この仮説は根拠のないものとされています。詳細は、厚生労働省のサイト「アルミニウムに関する情報」をご覧になってください。
結局、現状は、疑わしきものは使わない、ということから、アルミフリーの商品が増えています。
スコーンドルフィンでも、もちろん、アルミフリーのベーキングパウダーを使っています。できる限り、「安心安全の素材を使ったスコーン」が、当店のものづくりの根幹ですから。
たかがスイーツ、されどスイーツ。
素材を吟味、厳選してこそのスイーツをつくり続けていきたいと願っています。